こんにちは、アキです。
K&F Concept様より「DSLR用78インチカメラ三脚(KF09.076)」という三脚を提供していただいたので、使い道やおすすめなシーンについて自分なりに考察してみました。
最後に割引クーポン情報もありますよ。
もくじ
「はじめの1本」に選ぶ三脚について
提供していただいた三脚について、今の僕にとっては正直なところ「物足りない」と感じる三脚です。登山用三脚はすでにゴール品に辿り着いているので、今さらアルミニウムのトラベラー三脚というと使用機会はほぼない。そこで自分なりに辿り着いた考察です。
今回の三脚は「はじめの1本」におすすめします。
はじめて一眼レフカメラやミラーレス一眼を始める際に、多くの人は三脚のことなんて深く考えていないと思う。同時購入したとしても2,000〜3,000円くらいの激安三脚を買ってしまう場合もあるだろう。僕は当初1,500円の激安三脚を同時購入した(写真左)
激安三脚は一眼レフクラスを乗せるには安定性も固定力も頼りない。せいぜいコンデジやスマホ用だろう。このレベルじゃ三脚撮影の良さは伝わらない。だからといってカメラデビューしたばかりの人にいきなり2万円、3万円、それ以上もする三脚を勧めることはできない。カメラという趣味がこの先どれほど続くかもわからないですからね。
安すぎず、高すぎず。
1万円クラスの三脚が「はじめの1本」に丁度いい。
となるわけです。
1万円クラスならそれなりに作り込まれていて、一眼レフカメラでも実用レベルの製品が多い。写真撮影において“三脚が与える可能性”が如何に大きいものであるかを知るには十分なクラスの三脚が手に入ります。そして三脚のポテンシャルに魅力を感じたら、自分の撮影スタイルに合った三脚にステップアップしていけばいいと思います。
K&F Concept 78インチカメラ三脚
今回、提供していただいた三脚の製品名が「DSLR用78インチカメラ三脚」と呼びにくいので、当記事では型番の「KF09.076」と表記することにします。
KF09.076はサイズ感や収納形態を見る限り、トラベラー三脚に分類されるであろうタイプです。付属品としてショルダーケース等が付いている。1万円クラスと紹介しているが、この全部セットが1万円でお釣りが来るので少しお得感もあります。
個人的な感想としては、高さ・重量・耐荷重どれを見ても上出来だ。あくまでも机上論になるけど、スペックだけを見たら一眼レフカメラで十分に使えるレベル。僕なら登山用三脚として選んでもいい数字が並んでいる。昨今は軽量なミラーレス機が主流となり三脚に求められるスペックも緩和しているので、脚の細さも然程気にならないかもしれない。
主要スペックは下記にまとめました。
全伸高(EVあり) | 150cm(200cm) |
最低高 | 50cm |
パイプ径 | 最大23mm(全4段) |
自重 | 1.44kg |
最大耐荷重 | 8kg |
収納時の長さ | 46cm |
素材 | アルミニウム |
雲台 | KF-28(ボール径22mm) |
その他機能 | 一脚に変形可能 |
付属品 | 専用ケース、ショルダーベルト、六角レンチ2種 |
小さく収まるトラベラー三脚
脚を180度折りたたんでコンパクトに収納できます。登山時に大きめのザックなら中に入れてしまうことも可能です。ちなみに折りたたまないと専用ケースには収まりません。
そして1.44kgという重量は登山用として運用できるくらいです。
アイレベルを超える高さ
トラベラー三脚のようでも高さは申し分ない。センターポール無しで150cmあるのでカメラを載せたら、身長170cmの僕のアイレベルに十分足りていた。愛用しているGITZOのトラベラー三脚よりも高さはあるので意外だ。
ちなみに左は例の1,500円三脚です。引っ張り出してきた。
2段階で伸縮するセンターポールを伸ばすと200cmに到達する。もはや高さだけならハスキー三段クラスで、脚立に乗らなければ当然ファインダーを覗けない。この高さは障害物などがある撮影シーンに心強い。
脚の伸縮の固定はレバー式です。パチンパチンパチンと3つのレバーを立てたら、あとは自重だけでスルスルと脚が伸びます。脚の伸縮は非常に楽です。レバー式はナットロック式よりもセッティングが速いから良い。
3段階の角度調整が可能
脚の角度は3段階で調整が可能。赤いレバーの位置を替えて変更します。
1段階目の角度。通常はこの角度での使用がほとんどだと思います。
2段階目の角度。少し低姿勢となり風があるときなどに安定する。
ちなみに3段階目になるとセンターポールが地面についてしまうので、脚を伸ばすかセンターポールを上げるなどしなければならない。なのでカメラアングルは下がらない。
汎用性抜群のアルカスイス互換
付属しているのは 「KF-28」という自由雲台。ボール径22mm。ごく普通の小型の自由雲台です。360度パン、ボール固定の2種のノブで調整します。
シューはアルカスイス互換タイプです。これはありがたい。多くの三脚メーカーがアルカスイス互換対応のため、カメラにシューを付けっぱなしにして使い回せる。シューの滑り止めラバーがKFの文字になっているのがカワイイ。
余程バランスの悪い取り付け方をしなければ重量のあるフルサイズ一眼レフでも十分に固定できます。しかし脚の細さやボールの固定力などを考慮すると長時間露光などは不安しかない。
普段の感覚でボール固定ノブをギュッと締め込んだら「ミシッ」と聞こえた。(がっちり固定するために強めに締め込んでしまう。)素材や耐久性は価格相応というイメージです。僕みたいにアホみたいに締め込めなければ壊れることはない。
脚を取り外して一脚になる
脚が一本だけ取り外せる仕様になっています。ネジ式でくるくる回すだけ。
外した脚に雲台を移せば、もうおわかりですね?
なんと「一脚」としても使用できる2in1三脚だったのです。今回は省略したけど、センターポールを連結させることもできるので太さと高さも十分に確保できます。
今まで使用した三脚にこんな機能はなかったのでビックリ。
軽量三脚の欠点をカバー
軽量三脚として「軽くて風に弱い」「小型雲台の固定力が不安」などのデメリットがあるわけですが、それらをカバーできる機能や使い方も紹介します。
エンドフック利用で安定感を増す
センターポールのお尻部分にはエンドフックが付属しています。通常時は引っ込んでいるけど、引っ張れば少し飛び出します。
エンドフックに重石をぶら下げて、三脚の重量を増して安定性をアップさせることが可能。専用ショルダーケースをぶら下げられるので、手持ちの道具類を重石に使用できます。ケースがなくてもビニール袋でも持っていればペットボトルや、現地に落ちている石ころを入れたりできる。持ち運ぶだけなら軽量三脚は便利だが、撮影時は重たい方が安定する。
そこで「三脚の重量は現地調達」するのです。
Lプレートで縦位置の安定化
縦構図で撮影しようと思うと写真のような図になります。
縦位置の荷重バランスの悪さが自由雲台のデメリットの1つです。縦位置に関しては小型ボールの固定力に依存しているし、カメラの荷重が三脚本体の重心からズレていてバランスの悪い状況だ。
Lプレートというアクセサリをカメラ本体へ装着すれば、重心を三脚中心に揃えたまま縦位置が可能になります。雲台がアルカスイス互換なので可能な方法。小型三脚に対して重量のあるカメラだとしても重心バランスを保てばそれなりに安定します。
今のところK&F Concept製のLプレートは見当たらないので他社製品を選ぶ必要があります。
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