行き着くのはジッツオ!登山用三脚にGT2545Tを選んだ理由

こんにちは、アキです。

“登山用三脚” のこと考えていてアレ欲しいコレ欲しいと見ているうちにGITZO(ジッツオ)のトラベラー三脚 GT2545Tに辿り着いたので理由などまとめます。

候補に挙がっていた三脚との比較していきます。

“登山用三脚” に求める条件など

現在の三脚について

軽量な三脚が好きな僕としては、三脚の自重はかなり重要なポイントになります。現在使用しているのはマンフロット190カーボンに雲台はSIRUI K-30Xを装着して約2.2kgあります。

最近知ったのが、マンフロット190には『190Go!』というシリーズがあること。現在使用している通常の190よりも250gほど軽量化されたバージョンの『190Go!』は登山など持ち運びに有利になる。もちろん耐荷重などそのままで。

これを知って「そんなのあったのか、知ってたら190Go!買ったのにな…」て思い始めるわけで、そこで新たに自重2kg以下の登山用三脚を考え始めました。

“登山用三脚” に求める条件

僕の好みで条件を挙げてみると、
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  • 最大耐荷重4kg以上
  • カーボンファイバー
  • 1.5kg以下(脚のみ)
  • EV下げ状態で120cm以上
[/su_note] こんなところでしょうか。

格納高に関してはとくに拘りはありません。どうせザック横にぶっ刺すだけなので格納高は関係ないんですよね。むしろ長い方が重心が上に来て登山としては助かるかも。

最大耐荷重は最低でも4kg以上は必須です。多いことに越したことはありませんが。とりあえず “実用耐荷重” が2kgあれば足りるので最大耐荷重は2倍の4kgあればなんとかなるという目安です。

素材はカーボンで自重は1.5kg以下が目安です。自重1.5kgというのは脚だけの重量であって、雲台を含んでも2kgを超えないようにするための目安です。

伸高は「EV無しで120cm」もあれば雲台の高さも入れて実用的に支障がないレベルの目安です。軽量な三脚では安定感を保つためにエレベーターは下げて使いたいところです。

実用耐荷重・最大耐荷重についてまとめています。

候補三脚の比較

以上の条件を踏まえて、好みに近い三脚を候補に選びました。

マンフロット 190Go!は僕の好きなメーカーだったので第一候補でした。でも通常の190を持っているので190Go!を買うにしても少しモヤモヤします。「あの時こっち買ってれば…」って。

190Go!は脚のロック方式がレバーロックではなくナットロックに変更されて軽量化されていて、ナットロックのおかげて脚の直径も太くなっている。最大耐荷重は変わらない。魅力的だ。

SIRUI T-2204Xは中国メーカーのSIRUIの三脚です。中国メーカーでありながらクオリティが高いことで評判が良いメーカーです。スペックもそれなりに高くてコスパなら最強だと思う。

パッと見で分かるけどジッツオに似ている。日本メーカーがどうこうではなく、SIRUIが意識しているのはジッツオのみ。クオリティが高い理由だろうか。

GITZO GT2545Tは最高レベルの剛性と軽量性に特化したカーボン三脚でお馴染みのジッツオです。2型4段というトラベラータイプです。

予算的にジッツオなんて候補にすら入らないはずだったんだけどね。なんでだろうね。スペック的にも上記のSIURUI T-2204Xとほぼ変わらない。むしろ同等。

スペックを比較してみた

3本の主要スペックの比較表です。

 比較表 Manfrotto
190Go!
 SIRUI
T-2204X
GITZO
GT2545T
自重  1350g  1300g  1335g
最大耐荷重  7kg  15kg  12kg
最大
最小
パイプ経
 25mm
16mm
 28mm
19mm
 29mm
18.2mm
最低高  8cm  14cm  22cm
全伸高  147cm 143cm  154.5cm
全伸高(EV下げ)  123cm  123cm 131cm
縮長  46cm  41cm 44.5cm

まず全て共通しているのが「カーボン 4段」ということ。

使用する雲台はSIRUIのK-10X(380g)です。

最低高とか全伸高とかは3本とも十分なレベル。どれもかなり近いスペックなので好みで選ぶだけですね。どれが飛び抜けて優れているという点よりも欠点を挙げたほうが早いです。

Manfrotto 190Go!は脚が細く耐荷重が少し下がる。

SIRUI T-2204Xは十分過ぎるスペックである。ただ中国メーカーをどれだけ信用できるか。SIRUIは雲台も含めて耐荷重が非常に優れているが、実際は少なめに考慮しておいた方が無難かも。とは言え十分な耐荷重性能だと思う。

GITZO GT2545Tはローアングルが少し高めだ。しかもショートポールが必要なので、ローアングル用に持ち歩く必要がある。(SIRUIはショートポールは連結させておけるはず。)

そして何よりもGITZOは高い。GT2545Tを買うお金でSIRUI T-2204Xを3本買えるレベル。

ジッツオを選んだ絶対的な理由

正直なところ「コスパの良いSIRUIでええやん!」と思っていたわけですが、少し考えてみた。

SIRUIを買ったら沼にハマるのでは……?

これは “登山用三脚の沼” とでも言うのでしょうか。

完全に沼にハマりかけていることに気づきました。山登りを考慮しての三脚選びと雲台の組み合わせを考えるのが楽しくて仕方がなくなってた。

これが沼だと気づいたら話は早い。

もしSIRUIを買ったとしても、満足したとしても、いずれは必ずジッツオに辿り着く。

ならば今ここでジッツオを買えばとりあえず “登山用三脚の沼” にハマることはない。

という訳でジッツオGT2545Tを選びました。

雲台K-10Xと組み合わせて約1.7kgで、現在の2.2kgから500gも軽くなりました。山登りで500mlペットボトル1本分の軽量化は大きい。

レビュー記事もまとめていますのでチェックしてみてください。

【追記】使用レビューについて

ジッツオGT2545T

追記です。(2019年2月1日)

ジッツオGT2545Tを使用し始めてかれこれ1年半が経過しました。

今でも愛用しており、目論見どおり僕の望む “登山用三脚” としてのゴール品だと思います。

GT2545Tを担いでいろんな山を昇りましたよ。

僕の登山記録で登場する富士山写真は全てGT2545Tを使っています。

 

富士山頂上からパール富士

富士山の頂上でも活躍しました。

【富士登山2018】須走ルートをナイトハイクしてパール富士を狙ってきた

 

GT2545Tは今でもまだゴール品だと思っていますが、そろそろ雲台は交換したい気分。

SIRUIはコスパも性能も良くてなんやかんや使用し続けています。RRSに憧れます。

重量を増して安定性を上げるためにストーンバッグが必要だったり、持ち手にグリップテープを巻いて扱いやすくしたりと工夫もしています。

使用していると分かってくる「トルクスネジ緩み問題」などもありました。

詳細は別記事にまとめているので興味があればどうぞ。

 

GITZO GT2545T
三脚のスポンジグリップとグリップテープの長所と短所

まとめ

「とりあえずいっちゃええやつ」という絶対的な理由です。

ジッツオ買っとけば解決っていう。

(最近はRRSというメーカーも評判良いですが、下手するとジッツオよりも高価。)

本当は大型三脚を探してたんだけどね、気づいたら軽量三脚を探していた。

このジッツオ買うお金で、ハスキー三段買ってついでにSIRUI T-2204X買ってもお釣りが来たのに。SIRUIのコスパが良すぎて二晩くらい悩んだ。

まあ良い三脚は一生モノと言うし。

失くさない限りずっと使っていけるはずだ。

登山用三脚にGITZO GT2545Tを選んだ理由でした。

 

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