親切設計なSmallRig製のLブラケットをNikon Z7で使用した感想

こんにちは、アキです。

導入したばかりの2号機カメラ用(Z7用)に『SmallRig Lブラケット 2947』を購入。この製品は機能面や使い勝手が親切設計になっていてオススメなので紹介したい。

Lブラケット(Lプレート)とは、三脚使用時における縦位置での重心バランス向上を目的とされたアルカスイス互換アクセサリーです。

本当はZ6IIで使用している『ベルボン BR-ASZ7』をもう1つ購入しようと考えていたけど、すでに生産終了しているようで販売品が見つからず、代替品として別メーカーの中から安心そうなSmallRig製を選びました。

↓ベルボンは安心の日本メーカーで気に入っていたので販売終了は残念。

SmallRig Z7用 Lブラケットについて

SmallRig Z7用Lプレート

SmallRigはカメラリグ等の撮影用アクセサリーで有名な中国メーカーです。(10分間でSmallRig製品の基本を知る│SmallRig Japan

そんなSmallRigにZ7で使用可能なLブラケットが販売されています。

  • Z5・Z6・Z7・Z6II・Z7IIに対応
  • FTZとの干渉回避
  • サイドプレート可動対応
  • 約149g
  • アルミ合金
  • アルカスイス互換

上記スペック以外に親切設計だと感じたポイントを紹介します。

親切設計① 専用工具の収納が親切

SmallRig Z7用Lプレート

初めに驚いたのが、Lブラケット本体底面に専用工具が付属していたこと。

Lブラケットの脱着にはマイナスドライバーやコインが必要ですが、専用工具が付属していて、Lブラケット本体に収納可能になっている親切設計。

溝スペースに収納した上でマグネット固定されているので、余程の強い衝撃を与えなければ外れ落ちて紛失することはなさそうです。

 

SmallRig Z7用Lプレート

後述する「サイドプレート可動」には工具が必要になります。

撮影時にあらかじめドライバーやコインを用意しておくのは面倒ですが、Lブラケット本体に工具が収納されているのはありがたい。とくに登山では細かな工具は紛失しやすくて携行方法に困ります。

カメラ本体に工具が収納されていれば三脚の前から一歩も動くことなくLブラケットをフル活用できます。

 

親切設計② サイドプレート可動対応

SmallRig Z7用Lプレート

Lブラケット底面の固定ネジを緩めればサイドプレートが可動して、カメラ側面に2cm程度のスペースを設けることが可能です。

これにより縦構図にセットしてもレリーズ等のケーブル干渉を回避可能。もちろん専用工具が収納されているので撮影時はいつでも活用できます。

Z6IIで使用しているベルボン BR-ASZ7もサイドプレートは可動するんだけど、工具を持ち歩くのが面倒なので撮影で実用したことがありません。SmallRigのLブラケットなら積極的に活用できますね。

サイドプレートが稼働しないLブラケットのために、SmallRigは『ケーブルリリーフスペーサー』というアルカスイス互換対応の専用アクセサリーも販売しています。

 

親切設計③ 小指余り解消のグリップ

SmallRig Z7用Lプレートベルボン製(左)、SmallRig製(右)のグリップ部分を比較。

SmallRig製Lブラケットはグリップ部が拡張されるので、小指余りが解消されて手持ち撮影での安定感が増します。

僕としてはZシリーズでは拡張がなくてもギリギリ小指が収まる程度でした。Lブラケットで拡張してしまえば手が大きめな方でも余裕を持って小指まで収まると思います。

 

SmallRig Z7用Lプレート

グリップ部が拡張されても、バッテリーへのアクセスに支障はありません。とくに操作性が落ちることもなくバッテリー交換が可能です。

 

触ってみた感想

縦位置での重心バランス、工具の収納、サイドプレート可動、手持ち撮影の安定などの親切設計はまさに登山でのメリットが多いため、手持ち撮影を多用するZ6IIへと付け替えようか検討中です。(2台共SmallRig製でもいいかもしれない。)

これからZ機でLブラケットの導入を考えている方にオススメです。

 

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