標準ズームレンズを新調!タムロン24-70 F2.8 G2(A032)を購入

こんにちは、アキです。

標準ズームレンズを新調しました。購入したのは2017年8月に発売されたばかりのタムロン SP24-70mm F2.8 Di VC USD G2(A032N)です。

数ヶ月使ったら実写レビューもしたいところです。

購入した経緯とか

僕はずっとこのレンズの登場を待っていました。

これまでもタムロン 24-70 F2.8(A007)が欲しいなとはよく思っていたけど、いかんせん発売時期が古かったのです。2012年発売ですが、とても評判の良いタムロンの標準ズームレンズです。

TAMRON 大口径標準ズームレンズ SP 24-70mm F2.8 Di VC USD ニコン用 フルサイズ対応 A007N

「少し待っていればリニューアルされるだろう」とずっと標準ズームレンズを我慢していたわけです。

フルサイズ機デビュー直後に繋ぎとして高コスパなタムロン 28-75 F2.8(A09)を購入していたけど、けっこう長いこと使っていました。A09はコスパ最強です。

TAMRON 大口径ズームレンズ SP AF28-75mm F2.8 XR Di ニコン用 フルサイズ対応 A09NII

途中シグマの24-105 F4でも買ってしまおうかと心が揺らいだこともあったけど我慢していました。

そして2017年8月についにG2へとリニューアルされたタムロン 24-70 F2.8(A032)が発売されたので購入しました。

ちなみに望遠ズームの70-200 F2.8(A009)も2017年にG2へとリニューアルされています。今年に入ってタムロン大三元が強化されています。この流れで広角ズームの15-30 F2.8(A012)もリニューアルされたら買ってしまいそうな勢いです。

この発売の1ヶ月くらい前にシグマ Artシリーズ 24-70 F2.8が登場していたのですごい悩みました(笑)シグマ Artシリーズの解像力は風景写真においてすごい評判が良いですからね。

SIGMA 標準ズームレンズ Art 24-70mm F2.8 DG OS HSM ニコン用 フルサイズ対応

最終的には目的だったタムロンを選びましたけど。

僕の勝手なイメージなんだけど、抜群の解像力で風景写真に向いているシグマ Artシリーズ、綺麗なふんわり表現でポートレートに向いているタムロン SPシリーズ、汎用的な中間ポジションにニコン純正って思っています。

スペック詳細とか

レンズ構成は変わらないけど、その他全体の性能がアップしています。簡易防滴構造などもそのまま引き継いでいます。

本体重量が75gほど増していますが気にならないレベルかと思います。

旧型A007から向上した性能

1.ゴースト・フレアに強いコーティングの採用

レンズ表面には「eBANDコーティング」と「BBARコーティング」が採用されたことで、逆光時の撮影でのゴースト・フレアの発生を強力に抑えることができるようになりました。

レンズ構成は同じだけど、より透過率の高い硝材の採用と独自コーティングの採用によって色表現など描写力が向上しています。

 

2.新制御システムで全体的な性能アップ

新制御システムとして信号処理能力が高いDSPブロック内蔵MPUを採用したことで、AFの精度・スピードと手ブレ補正性能が向上しました。

 

3.手ブレ補正が5段分に強化

旧型A007の手ブレ補正4段分から手ブレ補正5段分へと向上しました。これは24-70 F2.8ではクラス最高となる手ブレ補正性能になります。(2017年9月現在)

 

4.防汚コートの採用

レンズ表面には撥水性・撥油性に優れた防汚コートも採用されています。レンズ表面に付着したゴミ・水滴・手の脂などの汚れが拭き取りやすくなっています。

 

5.電磁絞り方式の採用

電気的な信号で制御を行う「電磁絞り方式」に変更されたことで露出制御が安定します。旧型A007ではニコン用だけ未対応でした。

 

6.レンズフードにロック機構の採用

レンズフードにロック機構が採用されました。不意に外れて落下したり、摩耗や劣化によるレンズフードの緩みが無くなりました。

装着してみた

最近のタムロンレンズのデザインってカッコいいですよね。まず最初に目に入るのがマウント付近にあるホワイトのリングです。

これは「ブランドリング」というもので、写真だとホワイトかと思っていたけど実物だとシルバーです。しかし正確にはルミナスゴールドらしいです。

僕はこのデザインが凄い好きです。タムロンでは「SP 35mm F/1.8 Di VC USD」以降のSPシリーズでデザインが一新されています。昔の金帯よりシックに落ち着いていてカッコいいです。

ブランドリング

カメラに装着するとブランドリングは見えにくくなりますが、時折チラッと見えるルミナスゴールドが素敵です。チラ見せすることで上品になりますね。

手ブレ補正スイッチとAF/MF切り替えスイッチも操作しやすい形状になっていました。スイッチのプラ感も皆無でデザインが素晴らしいと思います。

レンズフードのロック機構

レンズフードにはロック機構が付いています。レンズフードって使っているうちに溝が摩耗してしまって緩くなってきたりしますよね。ロック機構は地味に嬉しいです。

贅沢なプロテクトフィルター

今回は少し贅沢にケンコーZXプロテクターを購入しました。普段のケンコーのプロテクトフィルターよりも高価です。

Kenko レンズフィルター ZX プロテクター 82mm レンズ保護用 撥水・撥油コーティング フローティングフレームシステム 日本製 232873

限りなく描写に影響を出さない「空気のようなフィルター」だそうです。

ズームリングもピントリングも重すぎず軽すぎず丁度いい回し心地です。扱いやすいがどこか重量感もあるところに安心感を覚えます。今までのA09がチープすぎただけか。

A032での作例を紹介

逆光となるダイヤモンド富士の1枚。

さすがeBANDコーティングとBBARコーティングのおかげで目立つゴーストなどは映り込みませんでした。太陽の周りの光の輪っかみたいのは朝靄の影響なのでレンズのコーティングとは関係ないです。

赤岳から見る富士山

赤岳(八ヶ岳)からの雲海と富士山。

はじめて山域の場合は余裕を持つために標準ズームレンズ1本で登ることが多く、南八ヶ岳縦走の際はA032のみで撮影をしました。

富士山と下之坊の藤の花

明暗差のあるシチュエーションでの富士山と藤の花。

普通に撮影をすれば富士山が白飛びしてしまうところ、A032の手ぶれ補正5段分の安定感を活かして手持ちでブラケット撮影をしました。HDR合成をすることで白飛びを抑えた。

TAMRON TAP-in Consoleに対応

別売りアクセサリーであるTAMRON TAP-in Consoleを使用すれば、自宅でレンズのファームアップが可能になります。

他にもAFの合焦位置、フルタイムマニュアルの設定、手ブレ補正モードのカスタムなどが自身で行えるようになります。

そこまで高価な物ではないので、レンズのファームアップが確認できた時に導入してみようと思います。

まとめ:機材への愛着は大事

撮影機材って愛着だとかフィーリングは大事ですよね。

シグマにも少し揺らいだけど、自分が好きなタムロンでありずっと待望していたレンズです。ただの道具ではなく相棒として大切に使っていけると思います。

モチベーションも非常に上がります。

ずっと待望していたレンズがついに登場したという話でした。