こんにちは、アキです。
登山用に使用していたマグカップをsnowpeakのチタン製マグに買い替えたので、選んだ理由や利点など軽くまとめます。snowpeakのチタンマグは使用者も多くて今更かもしれませんが、僕としてはようやく手を出して歓喜しています。
snow peakのチタンマグを選んだ理由
登山で多くの人が愛用していると思われるsnowpeakのチタンマグ。軽量でサビに強く金属臭が移りにくい特性があるのでチタンは人気の素材です。保温力も高いため登山やアウトドアでホットドリンクを入れる際に活躍します。
保温力の高さは逆に言えば、直火にかけた際の熱伝導率が低いということなので温まるまで時間がかかる。(ステンレスに比べて。)
ステンレスにもチタンにもそれぞれのメリットがあるので選ぶのに悩むかもしれませんが、僕は今回ステンレスからの乗り換えです。snowpeakのチタンマグがなぜ登山向きなのか等、他にもおすすめポイントがあるので紹介します。素材だけでなく設計までよく考えれらています。
ざっとまとめると下記の通り。
- 持ち手を格納できて邪魔にならない。
- 直火で温められる。
- 持ち手にシリコンカバーを取り付け。
①持ち手を格納できて邪魔にならない
僕はこれまでモンベルのステンレスマグ280mlを3年ほど愛用していました。(写真左)ステンレス製のマグカップとしてはまったく問題なく使用してきましたが、どうしても『持ち手が邪魔になる』という構造上で気になるポイントがあります。
ザックに詰め込む際にマグの持ち手が飛び出していると地味に邪魔になるんですよね。
snowpeakのステンレスマグであれば持ち手は自在に格納できる。
モンベルのステンレスマグも言うほど悪くありませんでしたけどね。ザック外にカラビナでぶら下げておくことが多かったので、格納できない持ち手でも問題なく3年ほど使用していました。ただし熱伝導率の良いステンレスなので持ち手まで熱くなりやすかった。
②直火で温められる
シングル構造のマグカップなので直火にかけて温めることもできます。「コーヒー1杯分だけ沸かしたい」という日帰り登山など、ジェットボイルすら荷物になるというお手軽ハイキングなどで役立ちます。マグカップで必要最低限の水だけ沸かせればそれが一番効率が良い。
ガス缶やストーブすら減らしたい場合はポケットストーブでもいいですね。コンパクトでマグカップサイズなら十分にお湯を沸かせる。チタンマグ300だと置いた感じが少しだけ不安定なので、ポケットストーブで使用したいなら450の方がいいかも。
固形燃料はポケットストーブに付属しているエスビットのタブレット型でもいいし、100円ショップで販売している固形燃料でもいい。
メスティンで炊飯する方法!トランギアTR-210とエスビットポケットストーブで試しに炊飯してみた
おそらくサイズ的な問題で、ゴトクに乗せた際に小さいマグカップだと不安定で危なかったり、マグカップの外側まで火が覆うことがあるためだと思います。
僕の手持ちではプリムスP115とガスIP-110の組み合わせが最小で良いと思いました。マグカップなので火力も十分すぎます。
調理などもする場合はP-153を持ち出しますが、コーヒーだけの日帰り登山ならP115かポケットストーブという感じかな。
そもそもお湯を沸かす必要もなく、飲みたい飲料を直接温められるのが便利。
- 小パック飲料(お茶、コーヒー、甘酒)を温めたい。
- 冷めてしまったコーヒーを温め直したい。
山専ボトルやジェットボイルなども便利ですが、やはりコーヒー1杯のために持ち出すには荷物になりますよね。マグカップを直火で温めれば荷物が減るので、登山プランに応じて試してみてはどうでしょうか。
③持ち手にシリコンカバー
snowpeakのマグカップには持ち手にシリコンカバーを装着できます。
格納タイプの持ち手は取り外しが可能なので、適度な長さのシリコンチューブを通すだけです。
シリコンチューブはホームセンターで入手できます。
価格が184円/1mでしたが、10cm単位で切り売りできるということだったので92円/50cmほど購入しました。サイズは「3×5」という表示なので、穴径3mm・直径5mmのものです。
持ち手は少し力を入れて引っ張れば簡単に取り外せました。
適度な長さにカットしたシリコンチューブを取り外した持ち手に通していきます。
簡単には通らないので少し時間がかかりました。
コツとしては①後方から押し込んでたるみをつくり、②たるみを前方に向かって移動させて、③前方にギュッと押し出す感じです。これで数mmずつ移動するので根気よく繰り返します。
装着した持ち手を再びマグカップに取り付けます。
シリコンチューブを装着した持ち手でも問題なく格納できる。これで熱湯を入れても持ち手までアツアツになることはなく、グリップも効いて持ちやすくなりました。
マグを直火にかけた際にシリコンチューブが溶ける可能性があるため、持ち手の下部にはシリコンチューブが来ないように長さ調整をしました。
シリコンチューブは便利なので、余ったものは別クッカーの持ち手に使っても良いと思います。
実際に焚き火台で温めてみたけどシリコンが溶けている形跡はありませんでした。火が直接当たったり、近すぎたりしない限りは簡単には溶けないと思います。
まとめ
保温力の高いチタン、格納できる持ち手、snowpeakのマグは登山用にはもってこいです。
正直言うと「450mlにすればよかった」と後悔しているので近い内にまた追加購入すると思います。また持ち手にシリコンチューブを通すのが面倒くさいけど。
snowpeakのチタンマグに買い替えたという記事でした。