モンベル「パウダーシェッドパーカ」購入レビュー!マドパーカから交換した理由

モンベル パウダーシェッドパーカ

こんにちは、アキです。

これまで約2年ほど着ていたモンベルのソフトシェル「ノマドパーカ」がボロくなってきたので、新しく「パウダーシェッドパーカ」に新調した話です。2つの製品の違いを簡単に紹介します。

汚したノマドパーカの思い出

僕は雪山をやらないので冬でもずっとソフトシェルを使用していました。防風性や防水性はやや劣るけどハードシェルよりも優れた透湿性やストレッチ性を兼ね備え、天候さえ気をつければ冬でも快適な登山ウェアとして活躍してくれました。

モンベル ノマドパーカ

コスパの良いモンベルのソフトウェア「ノマドパーカ」のホワイトを2017年秋に購入し、主に秋〜春にかけての登山で使用。当初は9月下旬の北岳テント泊のために購入しました。

南アルプス北岳でテント泊

 

モンベル ノマドパーカ

ノマドパーカの内側はフリース素材の「クリマプロ200」によって保温性に優れています。ハードシェルに比べて透湿性も良いので温度差の大きい春秋に着やすい。

 

薬師岳と観音岳の縦走路

9月下旬の北岳に続いて10月上旬の鳳凰三山など、秋の南アルプスで活躍してくれました。カラーもとても気に入っていましたが、この後に“ホワイト”というカラー選択による失敗に気がつくことになる。

南アルプス鳳凰三山の紅葉

 

モンベル ノマドパーカ

購入から一ヶ月で早々に汚してしまいました。

同じく10月に三ツ峠山に登ったときの話。狭い撮影スペースでわちゃわちゃしているとズルっと滑って斜面に腰掛けるような姿勢になる。その姿勢がちょうど撮影しやすかったので、土の斜面に腰掛けた状態で撮影を続けていた。気がつくとソフトシェルのお尻部分が泥まみれとなり、帰ってから洗濯しても完全に汚れは取れなかった。

という経緯により購入から間もなく落ちない汚れが残ってしまった。(写真は洗濯後の汚れ)しかも、ホワイトなので無駄に汚れが目立ってしまう。失敗した。ブラックならまだマシだったはず。

三ツ峠山から初冠雪の富士山と紅葉

 

三ツ峠山から初冠雪の富士山と紅葉

しかしノマドパーカを犠牲にして撮影した三ツ峠山からの富士山と黄葉の写真はプライスレス。たっぷりと冠雪した秋の富士山が見事でした。

 

モンベル ノマドパーカ

お尻以外にも手を着いたりしたので袖口にも汚れが残っている。洗濯してもこれ以上は落ちませんでした。購入から一ヶ月だったので少しショックだったけど「汚れていても登山時ならそれほど気にならないかな」と言い聞かせて使い続けました。街着にするわけではないので問題なかった。

 

モンベル ノマドパーカ

フードや首元周りにも若干の汚れや黄ばみが見え始めているが、これは2年間の汚れの蓄積です。洗濯しても真っ白になることはなかった。ブラックなど暗いカラーであれば気にならない汚れも、ホワイトでは無駄に目立ってしまうので注意です。

もうホワイトの登山ウェアを買うことはないだろう。

 

パウダーシェッドパーカを購入

2019年12月、別件でモンベルに立ち寄った際にふと「ノマドパーカ新調しようかな」と物色していると良い感じのウェアを見つけてしまいました。それが「パウダーシェッドパーカ」です。

モンベル ノマドパーカとパウダーシェッドパーカ

パウダーシェッドパーカを簡単に説明すると「ノマドパーカのちょこっと上位互換」という位置付けのソフトシェル。もちろんブラックを購入した。

モンベルのウェアは類似製品が多くてどれを選べばいいのか混乱する。ソフトシェルというカテゴリーだけでも10種類ほどの製品があるんじゃないかな。種類が多いと考えるのが疲れる。着慣れているノマドパーカの上位互換であれば考える必要もないので即購入でした。

 

モンベル パウダーシェッドパーカ

パウダーシェッドパーカになってパワーアップしたのは、なんと胸ポケットが1つ増えて2つになったこと!これはすごい!(適当)

 

モンベル パウダーシェッドパーカ

内側のフリース素材がノマドパーカは「クリマプロ200」でしたが、パウダーシェッドパーカは「クリマバリア」となる。素材の層が増えて防風性、透湿性がアップしています。ストレッチ性やフリースの触り心地はとくに変わらず、ノマドパーカから切り替えてもまったくの違和感がない。

ベンチレーションが追加されたよ

1番のパワーアップポイントは「スムースピットジップ」が追加されたことです。(脇の下に設けられたベンチレーションのこと)

モンベル ノマドパーカ

ノマドパーカにベンチレーションはありません。ウェア内に蒸れが溜まりやすく、放出するにはフロントのジップを開けるしか手段がありませんでした。

 

モンベル パウダーシェッドパーカ

脇の下のベンチレーションを開放することで、ウェア内の群れの放出が可能。蒸れるけど脱ぐと冷えてしまうような場面では、ベンチレーションでの体温調整が本当に便利。このためだけにパウダーシェッドパーカを選んだと言っても過言ではない。これまでよくベンチレーション無しのソフトシェルを着ていたな。

逆に言えば、「ノマドパーカ」と「パウダーシェッドパーカ」にはベンチレーションの有無くらいしか大きな違いがないということ。モンベルの多種類のソフトシェル中でこの2製品の区別はできるようになった。あとの8種類近くあるソフトシェルは何が違うんだろ…

ちなみにノマドパーカ、ノマドジャケットなど微妙に名前が違う製品もあるけど、「パーカ」はフード有り、「ジャケット」はフード無しという意味です。

 

 

まとめ

登山界隈では「モンベルを着ていると見下される」「モンベルは恥ずかしい」みたいなことを目にしますが、コスパ厨の僕には御用達のメーカーさんです。もちろんゴールド会員です。なんかもう普段着から登山までモンベルとワークマンだけで生きていけるんじゃないかな。(意外と本気で)

あと、ウェア類ってブツ撮りむずい。