こんにちは、アキです。
去年の秋、七面山からのダイヤモンド富士を狙っていたのですが当日は悪天候で無理だったから諦めたけど、とりあえず登るだけ登りたくなってダイヤモンド富士の一週間後に七面山を登山しました。登りやすい七面山の魅力を紹介します。
七面山の特徴と魅力
七面山と信仰
七面山からのダイヤモンド富士を見るためには春と秋の2回、敬慎院という場所まで登ることになります。春は3月20日とその前後数日、秋は9月24日とその前後数日という感じ。敬慎院、夜の写真しかなかった。
1,700m付近には「敬慎院」という寺院があり、そこの展望台からの富士山の眺めは素晴らしい。撮影目的の多くのカメラマンは山頂まで行かずに敬慎院の展望デッキで撮影することになる。敬慎院は山小屋的な施設でもあり登山客が宿泊することができます。宿泊する際は夕方と早朝の勤行への参加が条件となってるそうです。
ここは信仰の山です。信徒さんの日課が敬慎院まで登って勤行という感じでしょうかね。そのために1,700mの敬慎院までは参道のために整備されていてとても登りやすかった。そして登山マナーとして挨拶は当然のことですがこの七面山ですれ違う信徒さんとの挨拶は少し違いました。
「ご苦労さまです」
会社で言うお疲れっすー!的なニュアンスなんでしょうか、信徒さんはこんな挨拶をします。僕は基本的に「おはようございます」「こんにちは」なんだけど結構な人からは「ご苦労さまです」と返ってきて最初は違和感があった。自分が部外者であるかのように錯覚する。そしてたまに会う「おはようございます」の登山客に親近感が湧きます。なにか不思議な感じ。
影の薄い七面山山頂
信徒さんも富士山撮影が目的のカメラマンも1,700mの敬慎院がゴールとなってしまうために山頂という場所がとても影が薄い。僕としてはせっかく来たなら山頂まで行きたい派です。三角点だとか山頂の看板にタッチするやつがしたい(笑)登山する人がよくやってるやつ。よくやってるよね?たぶん。
敬慎院から山頂までは1時間ほどの登山コースとなっていた。敬慎院を過ぎてからようやく山の中という雰囲気の登山道になりました。僕はこういう登山道の方が好きだなー。
山頂付近。
さらに山頂の影が薄いのは山頂からはの展望が全く無いというのも理由の一つ。道中では富士山が見えるようなところは歩くけど山頂はちょっと森に入り込んだ感じのところでした。たしかに展望は無し。
大迫力!ナナイタガレ
敬慎院から山頂までの道中にある大迫力なナナイタガレという数百メートルにも及ぶ大崩れがあった。ここがマジで怖い!落ちたら死ぬ!とくに柵もないような所もあった。正直、富士山よりナナイタガレのインパクトの方が強かったくらい。
数メートル離れた所にロープがあって崖からは離れてるけど、崖沿いに歩くようなコースです。撮影のためかロープの先に人が歩いてできた小道的な部分もあったり。行けば絶景な富士山が撮れるのかな?とか思ったけど怖くてロープより先には行けなかった(笑)
すぐ向こうが崖です。
なんていうか。山頂の影が薄い分、道中に見どころがあるのだと思います。
七面山での写真
ダイヤモンド富士ではないです。この日はピーカン過ぎて少し退屈だったりしたな。
ライブカメラの存在
少し前まで敬慎院の展望地にあるライブカメラ映像が見ることができました。現在は故障中なのか利用不可です。映像では富士山を拝む信徒さんやカメラマンの背中を見ることができました。天候状況などの確認に重宝してただけに見られないのが残念。
まとめ:登りやすくてオススメ
- 1,700mの撮影ポイントまで登りやすい。整備された参道で夜中に登っても迷うことは無い。昼間なら道中にある宿坊で飲み物補充やトイレ休憩もできます。
- 敬慎院で登山客も宿泊ができる。体力に自身の無い人は昼間登って宿泊で体を休ませてから撮影に入ることもできます。(勤行への参加が条件)
- 撮影場所が展望台。山の中という感じではなく普通に開けたスペースになっていて整備もされていてベンチもある。複数のカメラマンが居ても場所は確保できる広めの展望ポイントです。
- 物足りない人は山頂まで山歩きできる。途中のナナイタガレは見応えがあるのでオススメ!撮影が終わって時間のある人は山頂まで行ってみてはどうでしょう?
一つだけ問題があるとしたらスタート地点の標高が500m程だから標高差がわりとあるので敬慎院まで行くのもけっこうなボリュームがあると思う。登りやすいから頑張りましょう!
そんな七面山からのダイヤモンド富士は人気のようで大勢のカメラマンが集まります。
僕も今年こそはダイヤモンド富士を撮影したいなー
使用した地図
山と高原地図 塩見・赤石・聖岳 2016 (登山地図 | マップル)