こんにちは、アキです。
今回は河口湖エリアにある御坂山域へ縦走登山をしてきました。
予定していたのは御坂峠から尾根歩きをして御坂山〜黒岳〜破風山と縦走するコースですが、そこまで歩くのなら新道峠まで行ってしまおうということで、新道峠を折り返すピストンコースにしました。
ついに行く時がきたか。新道峠。
御坂山域の縦走記録(2018.5.11)
黒岳までの通過時刻です。コースタイムの参考にでもして下さい。
- S:天下茶屋(4:50)→御坂峠(5:00)
- 御坂峠(5:00)→御坂山(5:40)
- 御坂山(5:40)→旧御坂峠(6:10)
- 旧御坂峠(6:10)→黒岳(6:50)
①天下茶屋 → 御坂峠
登山のスタート地点は御坂峠の天下茶屋の前にある登山道入口からです。八重桜かな、まだ綺麗に咲いている桜がありました。茶屋から少し離れた駐車スペースを利用しました。
到着したのは4時半くらいで、すでに明るい。
実はここへ来るのも初めてだったので登山前に少し撮影タイム。
ここからの「逆さ富士」が有名なのですが、前日の雨もあって見事な雲海となっていた。
うーん、雲海は嬉しいけど目的の逆さ富士が見えない。
ただ前日の雨で富士山にはまさかの5月の新雪が。
薄っすらだから今日中には溶けてしまいそうなレベルです。まさに幻の新雪。
逆さ富士は下山後に見れれば良しとして登山の準備をします。
登山道入口は天下茶屋の目の前なのですぐに分かります。
スタートしようかなーって時にちょうど朝焼けタイムに入りそうだったので、準備完了したザックを再び開けてカメラを取り出した。
富士山と空がほんのりと染まりました。
ちゃちゃっと数枚だけ撮影をして登山スタートすることに。せっかくの雲海をもっと別のロケーションで撮影したかった。
4時50分、朝焼けタイムが終わる前に登山開始。
天下茶屋をスタートすると、まずは御坂峠を目指して登ります。
御坂峠までは短い距離です。ほぼ階段状になった登山道で、スタート直後から階段登りなので入念にストレッチしておくことをおすすめします。
5時、スタートから僅か10分で御坂峠まで上がってきました。
ここから尾根歩きです。
この分岐を「御坂山方面」へと進みます。
②御坂峠 → 御坂山
陽が入り始めてもまだ薄暗いです。
そういえば、新しく買った熊鈴をリンリン鳴らして歩きました。他にハイカーはいないし、熊は怖いし。河口湖近辺ってけっこう熊の目撃情報多いイメージです。
歩いていると富士山がチラチラ見えているが、少し展望の良い場所があったので撮影タイム。手前の木々のフレーム越しに富士山と雲海が見え、ぽつぽつとツツジも残っていた。
雲海が少し減ってきていますね。
もう少し早く来ればよかったな。
5時40分、御坂峠からは撮影タイムを入れても40分で御坂山へと到着した。スタート地点からは50分。
御坂山(標高1,596m)の山頂はとくに展望はなく富士山も見えないので、記録写真だけ撮影して旧御坂峠を目指すことにした。
③御坂山 → 旧御坂峠
景色の見えない御坂山をスルーして進みます。
少し急がないと雲海が消えてしまう。せっかくだから黒岳からの雲海が見たいのです。
先を急ごうとするも富士山が見えては足を止めます。
雲海はさらに減っていたが新緑に光が入り良い眺めです。雲海が減ったとは言っても程よく下界も見えているのも良きですな。
しかし思いっきり電線がかぶっている。
目の前に鉄塔がありました。
鉄塔の足元を登山道が続いているコースです。鉄塔を間近で見る機会ってあんまりないですよね。面白いです。
電線の入らない構図はいくらでも撮影できた。
雲海と新緑と新雪富士。綺麗だなぁ。
この新雪と新緑の組み合わせは珍しのではないでしょうかね。昨年秋、たっぷりと初雪化粧した富士山を三ツ峠山の紅葉と一緒に撮影したことを思い出します。
6時10分、ぼちぼち撮影で足を止めていても30分程で旧御坂峠に到着した。(スタートから1時間20分)
旧御坂峠には何かのボロ小屋がありますが、調べてみると「御坂茶屋」らしいです。今はもう閉じられていて無人のボロ小屋でした。(廃墟サイトに御坂茶屋が紹介されていた。)
窓が割られていて中に入ることが出来るが、ここは誰かしらが管理しているそうですので無断侵入はしないように注意して下さい。
④旧御坂峠 → 黒岳
旧御坂峠は分岐が多いので間違えないように注意してくださいね。
御坂トンネル入口前の登山口からスタートすればここまで直登することができます。
分岐を「黒岳方面」へと進むと古いトイレがあります。
恐らく管理されていないはずなので臭います。
歩いていると富士山がチラチラ見えるが、一眼レフカメラを取り出すまでもない展望なのでコンデジでパシャパシャと記録撮影していきます。
そして下界の様子が見えないが、雲海が残っているかどうかが気になるな。
旧御坂峠〜黒岳の登山道には岩場があったりするので手も使って安全に登ります。
尾根歩きは基本的にアップダウンが多く変化のあるコースです。ひたすら登り続けるだけの登山よりも楽しい。
ただピストン予定なので帰りも同じルートを歩いて天下茶屋まで戻る必要があるので、後半でこのアップダウンは少し堪えそうだ。素直に周回ルートにしたいところだけどバス移動とか面倒くさいし…
6時50分、黒岳に到着。スタートから2時間、思っていたよりも早かったです。
ちなみに御坂山地の最高峰が黒岳(標高1,792m)です。
御坂山と同じように黒岳も山頂からの展望はありませんが、「200m先に展望ポイントがありますよー」って案内がありました。
歩いて2〜3分の距離です。
案内通りに少し歩くと河口湖と富士山の美しい眺望に「ハァ〜」と溜め息が出る。
抜けもよく新雪も綺麗だけど狙っていた雲海は消えていた。あと手前の草木が少し邪魔に思う。この部分はまだこれから新緑になるのかな。
黒岳では休憩を兼ねた撮影タイム。
そして黒岳まで来たら新道峠も近いので、初めての新道峠に訪れてみようと思います。
今まで新道峠はなんとなく避けていました。人気スポット過ぎて。
そんな富士山カメラマンの聖地へ出発。