こんにちは、アキです。
北アルプス奥穂高岳周回の【後編】になります。
北アルプス奥穂高岳周回【後編】
前穂高岳・奥穂高岳・涸沢岳・涸沢カール / あきさんの前穂高岳・奥穂高岳・涸沢岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
重太郎新道から前穂高岳と奥穂高岳を登頂して、穂高岳山荘にて宿泊した続きになります。1日目に体調不良など事情があり、縦走は中止して涸沢カール経由で上高地へと下山する計画に変更しています。
2日目はこのまま下山するのも勿体なかったので、朝は近場の涸沢岳へ登って御来光を見ようというところから始まります。
涸沢岳にて朝を迎える
4:00頃、起床。
昨夜は体調不良により19時頃から寝ていたため、9時間ほどの睡眠をとれた。おかげで発熱も悪寒もなくなり疲れも取れていた。すっかり回復。
せっかくなので涸沢岳にて御来光を見ようと準備をします。穂高岳山荘から10分程度で登れるピークなので気軽に行くことができます。
4:30頃、寝ている妻を残して出発。
4:40頃、涸沢岳(標高3,110m)へ到着。
標準タイム通り、穂高岳山荘より10分程度で到着。ここからの富士山撮影を狙いますが、先客がいないのでポジションは選び放題でした。
5:30頃、前穂高岳を前景にした富士山。
ピーカンだったので約141kmの遠景富士を綺麗に捉えることができた。前日のような大雲海があれば完璧でした。ちなみに前穂高岳の頂上のどこかに私のサングラスが落ちている。
Z24-200mmでも焦点距離は足りず多少トリミングしています。北アルプス用に70-300mmくらいの軽量望遠ズームレンズが欲しいかも。
5:40頃、名残惜しいですが御来光を目前にして下山開始。
6:00からの朝食までに戻る必要がありました。富士山撮影の撮れ高としては、1番狙いだった時間帯は撮影できたので良しとしよう。
下山途中にて御来光の登場。
穂高岳山荘が見えてきた。このときには妻も起きて山小屋の前で御来光を拝んでいた。しかし山小屋からだと富士山が見えないので少し物足りない。
部屋へ戻っても窓からの御来光が見えた。
6:00からの朝食タイム。
朝はさっぱり気味です。
計画を変更して下山準備
7:50頃、荷物をまとめて出発の準備です。
計画変更によって下山するだけなので部屋でゆっくりと過ごし、片付け終わる頃にはチェックアウトぎりぎり。
ストーブで暖を取ります。ありがたや。
8:15頃、下山に向けてザイテングラートへ進みます。
まずは紅葉が見頃の涸沢カールへ。
涸沢カールへの下山
ザイテングラートを降りる際の景色。この時間帯には涸沢で宿泊しただろうハイカー達がぞろぞろと登ってきた。奥穂高岳アタックですかね。
標高を下げるとナナカマドの紅葉が増えてきた。
緑、黄、赤のグラーデーション。
紅葉のトンネルをくぐる。
部分的には見頃だけど、全体的には少し早かったかもしれない。
10:00頃、涸沢テント場へ到着。
2年ぶりのテント場が懐かしい。私の持っているテントはイエローで、当時は「テント場にイエローが多すぎてレンタル品っぽくてダサい」なんて言われていたけど、最近はグリーンのテントの割合が逆転している気がする。
10:00頃、涸沢ヒュッテへ到着。
せっかくなので快晴の涸沢カールを眺めながらの休憩にしましょう。
外部リンク:涸沢ヒュッテ 公式サイト
昼食には少し早かったけど軽食をとることに。
私が選んだのはとんこつラーメンとファンタオレンジ。妻はおでんと生ビール。まさかの下山途中のアルコール。涸沢カールなら「もう下山したも同然」だそうです。
しかし少し潰れていた。
1時間程度の休憩となり、11:00時頃に下山再開。
上高地への帰路
横尾を過ぎたあたりで猿の群れに遭遇。
しかも歩道のど真ん中に座り込んでいた。
親子や仲間たちで毛づくろいをしていたが、人間との距離が近すぎる。この辺りの猿は人間慣れしているようで逃げる様子もない。襲ってこないのなら可愛らしくて見ていて癒やされますね。
あちらこちらで猿たちがごろごろしている。
13:50頃、徳沢園へ立ち寄り。
ここへ寄ったら必ず買うのがコーヒーフロート。カップに変なキャラのステッカーが貼られていたが、これは初めて見かけたな。
ちなみに穂高岳山荘で百周年バッジをいただきました。登山において山小屋の存在はありがたいものです。この地に礎を築いたとされる今田重太郎氏に敬意を払います。意図せずに重太郎新道を選んで登ったのも何かの縁でしょう。
15:15頃、上高地バスターミナルへ下山完了。
穂高岳山荘から下山開始して7時間でした。
帰りは高速バスへ乗車して寝ている間に東京へ到着します。とりあえず穂高岳山荘で貰っていた弁当をバスで食べることにします。涸沢ヒュッテでラーメンやおでんを買ってしまったので、弁当は食べ損ねていたのです。
飛騨名物の「朴葉ずし」に天ぷらと鮎の甘露煮が付いていた。ちらし寿司のようなもので、バス車内でも匂いを気にせずに食べられたので助かる。鮎の甘露煮は真空パックだったので帰宅後に食べました。
穂高岳山荘で9時間も寝ていたせいか、バスの中では眠れずに起きていた。
それにしても、行ける山は限られるけど登山口まで直通バス移動できる登山は便利だ。東京に移住して1番の恩恵かもしれない。
【前編】の記録はこちら
涸沢岳(御来光)→穂高岳山荘(出発)→ザイテングラート→涸沢カール→横尾→徳沢園(コーヒーフロート)→上高地(登山口)