一眼レフカメラ大三元レンズ!4大メーカーまとめ(ニコン・キヤノン・タムロン・シグマ)

大三元・小三元レンズ4大メーカーまとめ

こんにちは、アキです。

一眼レフカメラレンズで主要4大メーカーの大三元レンズと小三元レンズについて軽くまとめました。

「大三元レンズ」とは何かというと、F2.8シリーズの標準ズームレンズ・広角ズームレンズ・望遠ズームレンズの3本のことを言います。ズームレンズで性能を追い求めていくと最終地点がF2.8通しという明るいレンズになります。レンズは大口径で重量も多く高価であるのが特徴です。

対して「小三元レンズ」とは、F4シリーズの標準ズームレンズ・広角ズームレンズ・望遠ズームレンズの3本のことを言います。F4となり少し暗いレンズになりますが、大三元に比べて軽量小型な傾向であり価格もリーズナブルです。

麻雀の大三元
麻雀の役満「大三元」

元ネタは麻雀の役満のことで、揃えることは高難度なのだとか。そこからとって高価な3本のF2.8レンズを揃えることを大三元と呼ぶそうです。(麻雀は詳しくありません…。)

大三元レンズまとめ

ニコン大三元は14-200mmまでをカバーして、現在の3本の総価格は約73万円です。(4大メーカーで一番高価。)

2015年に標準ズーム、2016年に望遠ズームがリニューアルされていますが、広角ズームは2007年発売のレンズなのでこれからリニューアルが期待できます。10年前のレンズのため広角ズームだけはVR(手ブレ補正)が非搭載となっているのが注意点ですね。

ニコンユーザーの僕としてはいつの日か揃えたいが、先にボディをなんとかしないとかな。

キヤノン大三元
キヤノンは使ったことがないので間違っていたら指摘してくれると有り難いです。

キヤノン大三元は16−200mmまでをカバーして、現在の3本の総価格は約65万円です。

広角ズームの広角端が16mmなのでニコンに比べて2mm狭いレンズになっています。少し物足りなく思う場合はタムロンの15-30mmやシグマの12-24mm F4などを選択肢に入れることで、無理をして純正を選ぶ必要もないかと僕は思いました。

キヤノンの高級レンズシリーズとなるのがLレンズで、大三元もそのLレンズになります。Lレンズの特徴はレンズに赤ラインが入っているデザインであること。中にはレンズカラーがホワイトで白レンズとも呼ばれる70-200mmはキヤノンユーザーの憧れのレンズだと耳にします。

タムロン大三元は15-200mmまでをカバーして、現在の3本の総価格は約32万円です。

標準ズームと望遠ズームは2017年にリニューアルされたばかりの新型SPレンズです。標準ズームに関しては手ブレ補正が5段階となり、大三元標準ズームでクラス最高の手ブレ補正機能になっています。

残す広角ズームのG2へのリニューアルも期待したいところですが、2014年発売のレンズのためそれほど古いわけではありません。評判の良い広角レンズです。

シグマ大三元は12-200mm※までをカバーして、現在の3本の総価格は約39万円です。

※まずシグマの広角ズームには大三元と呼べるF2.8レンズがありません。なのでリストには小三元にあたる12-24mm F4を入れてあります。もしも大三元をシグマだけで統一させたい場合は広角ズームをF4で妥協しなくてはならないので注意して下さい。

標準ズームは2017年にリニューアルされたばかりで、Artシリーズの特徴である解像力の高さに定評のあるレンズです。ほぼ同じタイミングでリリースされたタムロンの標準ズームよりも重量があり、価格も少し高いです。

追記(4月22日)
2018年3月、SIGMA Artシリーズにも14−24mm F2.8の広角ズームレンズが登場したことでシグマ大三元が揃いました。

小三元レンズまとめ

ニコン小三元は16-200mmをカバーしてできて、現在の3本の総価格は約38万円です。

F値がF4になっていたり各レンズの画角にも違いがありますが、大三元と大きく違うのはサイズと重量です。大三元に比べて小型軽量であるため、軽量重視にしたい撮影スタイルであれば小三元は使いやすいレンズだと思います。

もう一つ大きな違いがあるのが広角ズームの形状です。大三元の広角ズームは出目金レンズのため丸型レンズフィルターが取り付けられませんが、小三元の16-35mm F4に関しては丸型レンズフィルター(77mm)に対応しています。

画角が16mmになるのと引き換えにレンズフィルターに対応する形になります。

キヤノン小三元

キヤノン小三元は16-200mmまでカバーして、現在の3本の総価格は約34万円です。

3本とも大三元と同じ画角になっていますね。小三元レンズもニコンに比べると少し安いです。

キヤノンには詳しくないのですがリストに挙げた3本は「新小三元」とも呼ばれているようで、もともとは17-40mmや24-105mmが小三元レンズとされていました。広角ズームと標準ズームには新しいレンズの登場によってメンバー入れ替えをしたのですね。

まとめ:いつかは大三元を揃えたい

純正の大三元レンズを揃えてしまえば確実ではありますが、全てのシチュエーションで必ずしも正解となるわけではありません。他にも単焦点レンズやオールドレンズなど選択肢が沢山あります。

僕も広角ズームレンズを選ぶ際にタムロン大三元かニコン小三元で非常に悩んだけど、登山における軽量化を考慮してニコン小三元に決めたという経緯があります。

自分の撮影スタイルに合うレンズを探してみて下さい。4大メーカーの大三元・小三元レンズの紹介でした。