大山をケーブルカー無しで登山。標高1,252mで相当バテた理由

こんにちは、アキです。

「丹沢・大山やまなみ登頂スタンプラリー2017」の残りの大山のスタンプをゲットしてきました。その登山記録です。

丹沢・大山の登山記録

ケーブルカーについて

神奈川県伊勢原市・秦野市にある標高1,252mの大山。

麓から標高700m付近にある阿夫利神社まではケーブルカーが走っているため、阿夫利神社をスタートとして登山をすれば大山の山頂までは90分程で登ることもできます。

駐車場やバス停からは「こま参道」を15分程歩くとケーブルカーの駅に辿り着きます。ケーブルカーを利用すると6分程で阿夫利神社に到着します。

駅は全部で3つ。麓から「大山ケーブル駅」→「大山寺駅」→「阿夫利神社駅」となっています。中間地点の大山寺にも駅がありました。

登山口までのアクセス

大山観光案内所があり、正面に伊勢原市営の大山第二駐車場(料金1,000円)があります。第一駐車場もありますが、少し離れているため登山口から遠くなってしまう。空いていれば第二駐車場がおすすめです。

伊勢原市営 第二駐車場

この近辺の住民の方も空きスペースを有料駐車場として開放していました。

僕が市営駐車場に入ろうとすると、おばちゃんが駆け寄ってきて「うちのところなら800円で停めていいよ」という話だったので駐車させて頂きました。

市営駐車所にトイレも完備しています。登山者が下山後に靴を洗ったりできるスペースもありました。ここは大倉と同じです。

大山観光案内所のスタンプ

スタート前にさっそく大山観光案内所にある登山口のスタンプをゲット。案内所に入ってすぐの左手に設置されていました。

残りのスタンプはあと大山山頂の一つだけ。

こま参道入り口

駐車場から少し歩くと「こま参道」の入り口になります。ここから大山ケーブル駅まで15分程です。15分程の参道とは言え、基本的に登りです。そこそこな階段を登りました。

ケーブルカーの利用客もここは頑張って歩かないといけないです。

こま参道のお土産屋さん

「こま参道」は両側にお土産屋さんがずらりと並んでいてその間を歩くことになります。

豆腐関連の商品や豆腐料理屋が目立っていた。大山では豆腐が名産なのだろうか。中でも気になったのは豆腐ソフトクリームです。買わなかったけど。美味しそう。

大山ケーブル駅

本当に15分程で大山ケーブル駅へ着きました。

僕はケーブルカーには乗りません。ここから登山スタートです。

大山ケーブルカー駅〜阿夫利神社

ケーブルカーを利用せずに麓から登山スタートすると山頂までの標高差は952mあります。低山ながら良い運動になります。

大山ケーブル駅を通り過ぎるとすぐに登山口の分岐が現れました。

女坂と男坂

女坂ルート男坂ルートの2つの登山ルートがあります。

目的地は一緒なので同じ標高を登ることには違いありません。基本的にどちらを登っても同じことです。目安タイムが違うので、短い方が急登でキツいということなのかな。

とりあえず僕は最短時間を優先して女坂ルートを選びました。

女坂登山道

登山道と言うよりは、参道という感じで石段でそれなりに整備されていました。

序盤は緩やかで歩きやすい。

廃墟の神社

お寺?神社?違いがよく分かりませんが、廃墟がありました。暗かったら凄い不気味ですね。

ここまで登山者は僕独りだけで少し寂しい。麓で見かけたハイカーはみんなケーブルカー経由のようだ。

中間地点の大山寺駅前に着きました。大山寺の住職さんや参拝客がここで降りるのでしょうね。

「もう疲れたー」ってハイカーもここからケーブルカーに乗ってもいいし。登山道沿いにはトイレも完備されていて有り難い。

ケーブルカーのレール近く

大山寺を過ぎたところから急登になった気がする。石段も減ってきて岩がゴツゴツした箇所もあったり。

そんな中でケーブルカーのレールのすぐ近くも歩くことが出来ました。時折ケーブルカーが通過する音が聞こえるので、ここで待っていればケーブルカーを間近で見ることができます。

急登階段

終盤は再び整備された石段になりますが、けっこうな急登です。ここでようやく前を歩く一人のハイカーに出会いました。

階段は堪える。

そもそも、すっげー暑い。

低山というのはとにかく暑い。この時点で500ml一本飲み終わる勢いでした。

阿夫利神社の手前

暑い中、登りきると阿夫利神社の手前の階段が見えました。

女坂ルートのコースタイムは40分でした。

いやー、思ったより堪えた。あまりの暑さにケーブルカーに乗っても良かったなと少し後悔したが時すでにおすし。

水分の補充

阿夫利神社には茶屋が充実しています。食事から飲み物、かき氷まで揃っていた。茶屋が充実している山ってすごい好き。

茶屋のお姉さんがお水をコップに入れて「どうぞー」とくれました。

ちょうど500mlのペットボトルも飲み干していたので、ここで一本補充しました。と、その時にお姉さんが「空のペットボトルに水入れますよー」とのこと。

先に言ってよー。

と思ったけど、最終的にどっちも飲み干すことになったので結果オーライだ。とにかく暑かった。

阿夫利神社のどこかでも水が汲めるとかどうとか。

阿夫利神社まで来ると参拝客やハイカーがちらほらといました。ハイカーも阿夫利神社スタートの人が多いようですね。

登山口はこの神社の左奥にあります。

山頂までの所要時間は90分だそうです。

あと合格祈願の何かがあった。

神社とかお寺とか神がどうとか宗教とかまったく疎いもんでさっぱり分からん。

登山者のお祓い

山頂へ登る人のお祓いの作法もあったけど華麗にスルー。100円払えって。

阿夫利神社〜大山山頂

お祓いをスルーすると登山コースのスタートとなる門があります。

登山道スタート地点

意気揚々とスタートしていくハイカーの中で、僕だけすでにバテていた。

暑すぎでしょう。

スタート直後の急登階段

門をくぐると急登階段が待ち受けていました。

こんな急な階段そうそう見ないよってレベル。もうね、初っ端からバテバテでスローペースですよ。

二人くらいのハイカーに追い抜かれたけど、後に抜き返しました。大事なのは一定のペースを維持すること。

階段を超えると岩がゴツゴツした登山道になりますが、たまに石段もあります。

岩のところは急登かな。

でも、歩きやすい方でした。

「天狗の鼻突き岩」なる岩がありました。岩に開いている穴は、天狗が鼻を突き刺して開けた穴だそうな。

鼻で岩に突き刺さってやがる…!!!

そんなわけあるか。

木の道

塔ノ岳のバカ尾根で見るのと同じタイプの木の板の道もあったりと。

富士山の見える場所もある

途中にあった開けたスペースからは、富士山を眺める展望がありました。

この日は雲が多かったな。頭だけ見えただけマシか。

ひたすら岩場を登っていきますが、登っていて思ったことがあった。

“山を舐めてる系” の人が多かったこと。完全に登山の格好じゃない人達がけっこうな頻度でいる。

阿夫利神社までケーブルカーで来られるせいなのか。参拝ついでに登るにしても、それなりに登山なルートを90分かそれ以上も登るわけですよ。

肩掛けカバンにロングスカートの女性とか、トートバッグを肩にかけてローファー履いた少年とか。この暑さの中でよく登れるな。

あ、合格祈願の学生なのかもな。

若いって凄いな。

こちとらガチ装備で若干浮いてたわ。

アチーって登っていると鳥居がちらほらと現れてきました。

山頂の本社がもう近くですね。降りてくるハイカーが「もうすぐだよ、ビールもあるよー」と声をかけてくれます。

車だしな…。

山頂本社
山頂の茶屋

山頂本社に到着。

横には茶屋が一件開いていました。蕎麦などの軽食やビールなど飲み物が販売しています。

スタンプラリーのスタンプはこの茶屋前の赤いボックスに設置されています。

これで丹沢スタンプラリーで必要なスタンプをコンプリートしました。

最後にコンプリートしたことを証明する「登頂確認スタンプ」を押して貰う必要があるんだけど、それは再び大山観光案内所へと戻る必要があります。

その際に、景品の手ぬぐいが貰えます。

標高1,252m
サーモス

山頂でひと休み。サーモスに入れてきた麦茶がキンッキンで最高だった。

けっこうな賑わいで、とても人気な山なのが伺えます。ケーブルカー乗って90分程の登山、茶屋も充実してると来たもんだ。楽しいわ大山。

下山の話

下山ルートで一般的なのは、見晴台のあるルートだそうです。緩やかなコースで歩きやすいらしい。その分、時間はかかるけど。

僕はやはり最短コースで帰りたかったから登ってきた道を下ることにしました。

山頂からの景色

下山はあっという間で、阿夫利神社まで50分くらいだったかな。

登りで追い抜いてきた、ロングスカートの女性もこのコースを降りていた。山頂まで行けたのか途中で諦めたのかは知らない。

再び阿夫利神社

再び阿夫利神社の茶屋の前を通りかかると、水を補充してくれたお姉さんからまた水を1杯頂きました。サービスがいい。

そのまま、再び女坂コースで降りていきました。

階段が多めなので下山では駆け下りることができる。けっこう速かったような気がするが、タイムは見ていなかった。

大山寺

ケーブルカーを利用すると見ることができない風景。歩いて登る人だけの特権かな。

ここぜったい紅葉が綺麗なやつやんけ。また来よう。

スタンプラリークリア

無事に下山して、大山観光案内所のおじさんに「登頂確認スタンプ」を押してもらい景品の手ぬぐいも頂きました。

夏は緑の手ぬぐいです。

これを春夏秋冬とクリアして応募券を4枚集めるとグランドスラム賞となるわけです。僕は春をすでに逃しているので無理ですが、秋冬も登れそうならスタンプラリーやろうかなって思います。

山岡家の醤油

帰り道でのラーメン山岡家のピリ辛ネギ醤油は格別。消費したカロリーを確実に上回るカロリーを摂取しました。

山岡家って静岡市に無いんだよね。最寄りでも富士市まで来ないと食べられないという。

まとめ:低山は暑さとの戦い

標高差がどうとか、酸素がどうとかじゃない。ひたすら汗が止まらない。

標高が高ければ、登るに連れて涼しくなったりするものだけど、標高1,200mクラスの大山だと山頂でも暑い暑い。

夏場は低山ほど水分補給が大切だということだ。良い運動になったな。

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