被写体を探してる一眼レフカメラ初心者の僕が試した40枚

こんにちは、アキです。

一眼レフカメラを買ってみたものの、いまいち何を撮っていいかはっきりせず被写体に悩んでいる初心者さんいませんか?せっかくの一眼レフカメラがただの記録用カメラになっていませんか?

何を撮りたいかわからない時はひたすら色んなジャンルを試しに撮ってみると、コレって言うものが見つかるかもしれないです。カメラの使い方を一通り覚えつつという感じで撮っていくといいと思う。

僕も一眼レフカメラを始めてからけっこうな期間をとくに決めたものを撮るわけでもなく「気ままに」撮影してきました。順序というか僕のやったことのまとめです。

僕はとくに写真の先生てわけではないので参考程度にどうぞ。

最近、富士山を撮り始める前のフォトギャラリーなんて作ったもんで、僕が一眼レフカメラを購入してから今に至るまでどんな写真を撮ってきたかっていう解説も兼ねています。

もくじ

一眼レフ初心者だった僕が試した撮影方法まとめ

僕は最初は撮ることばっかり楽しんでいたので、一眼レフカメラの設定とか基礎知識なんて二の次だった。オートで思うままにシャッターを切ってたよ。カメラ機材のことよりも何処へ行けば何が撮れるとか、アレを撮るにはあそこへ行けばいいとか。

最初はF値もシャッタスピードもオートでISO感度だけ自分で設定。ちょっと慣れてきたら「絞り優先モード」でF値だけを自分で決めるようになった。一つずつを理解していく感じかな。ここで手ブレしないシャッタースピードにするためにF値とISO感度のバランスを理解した。

そして三脚を使い始めたことで世界が変わった。シャッタスピードを自在に変えられるようになる。手ブレの心配がないから何十秒でもシャッターを開けるよ。シャッタースピードを気にしなくていいという事は、夜間でもF値を軽く絞ったりできるし、ISO感度も下げて高品質な写真も撮れるようになった。

それでは、一眼レフカメラを始めてから僕が富士山写真に行き着くまでに撮ってきた『それっぽい写真』を紹介します。

身近な物をひたすらボカす

まずはひたすらボカすのが楽しいよ。身近な物を撮りまくろう。

ペットがいれば最高の被写体になってくれます。たくさんの思い出を残そう。生き物の場合は目にピントを合わせるのがおすすめだよ。

猫になる

撮ってるだけでひたすら癒やされるよ。公園でも猫カフェでも猫を追っかけました。

コツとしてはボケボケのフワフワにするといいかも。猫の目線で撮るとさらに良い感じになるよ。目線より下からならまた違う面白い写真が撮れるかと。何が正解とか無いので思うままに撮ろう。

インスタにアップすればウケがいいよ。

季節の花を探してみる

職場の先輩に教わりました。花の写真はインスタで人妻にウケるそうです。(それが目的でインスタやってたみたい)

花を探し始めると、季節の花を覚えたりするし面白いよ。花の種類も多少覚えたよ。

おすすめはマクロ撮影。花園へ行けば年中撮影できるし、マクロで寄って撮れば背景も気にする必要がないよ。マクロレンズさえ揃えればいつでもお手軽に撮影できるんだよ。

大きめの公園を散策してみる

大きめの公園へ行けばいろんなものが撮れてしまうよ。僕がよく通った公園は遊具、花に植物に虫、鳥に猫、池に魚、外灯、人情、空、カフェとか撮れたよ。

ちょっとした山もあってハイキングコースにもなっていて良い場所だったな。

とりあえず神社でスナップ撮影してみる

撮れるものがたくさん隠れているからスナップ撮影に出かけるなら神社がおすすめだよ。とりあえずモノクロが似合いますよ。

アルバイトの巫女さん撮ってみたい。

モノクロ加工することを前提に撮ってみる

モノクロ加工したら面白いだろうなって被写体を探しました。神社や工場などにはモノクロに合いそうな素材がたくさん隠れてるよ。

普通の写真だったら撮らないような被写体でも、モノクロ加工を前提に探すとパシャパシャ撮ってしまうものがあるよ。“探す” 能力が身につくよ。

ひたすら斜めに撮ってみる

スナップ撮影する時に何でもかんでも斜めにして撮るとそれっぽくなるよ。「ボケ+斜め」は最強のコンボ。

自分の影を撮ってみる

自分の影しか友達がいないぼっちだよ。

太陽を掴んでみる

太陽を掴んでみると面白いよ。すごい熱いので火傷に気をつけてね。

雨の日もカメラを持って出歩いてみる

雨の日にしか撮れない写真もあるんだよ。雨の日スナップなんてしてみたらどうでしょう?カメラが濡れないように気をつけてね。

ポートレートを撮ってみる

職場のヒップホップな先輩の依頼で静岡のラッパーの宣材写真を撮る機会があったよ。怖かったよ。どうせなら水着のおねーちゃん撮りたいよ。

静岡のことをSZOK(えすずぃーおーけぁー)と呼んでいる世界でした。

三分割法を頭に入れる

「なんか上手い人たちの写真と違うお 」と感じ始めた。

構図の問題だと気づいてグーグル先生に聞いてみると “三分割法” という魔法のテクニックに辿り着くよ。構図一つでただ撮っただけの写真から作品レベルに化けるよ。

縦横を三分割に分けてラインを引き、ライン上や交点に被写体なり前景などをそれぞれ配置することだよ。実はコレはごく最近やり始めたことだよ。無知って怖いね。被写体をど真ん中にしていると「日の丸構図」と馬鹿にされるらしいよ。

ただこの写真も三分割法で合ってるのかよくわからないよ。だいたいな感じ。撮った後にトリミングである程度合わせることもできるよ。

三脚を使おう、世界が変わるよ

ハスキー雲台を選んだ理由

三脚を導入すると世界が変わるよ。撮れるものがすごい増える。写真のクオリティがグンッと上がるよ。だから三脚は絶対に妥協せずにそこそこな物を選ぼう。

手ブレの心配がないからシャッタースピードを自在に変えられるようになるし、昼間の撮影でも『ピントを追い込む』という作業ができる。狙った場所を確実にピントを合わせられるようになり写真のレベルが上がるよ。

ピントのマニュアル操作に慣れよう。

海沿いを散策してみる

波がザッパァーンしてるの撮ればそれっぽいよ。逆光で光らせると面白いかも。

夕陽を撮影してみる

夕陽を撮ればどんな風景でも綺麗な写真だよ。

帰り道でも近所でも良い写真になるよ。一日の中で限られた時間しか無いシャッターチャンスなので意識して狙ってみよう。

ブルーアワーを狙ってみる

日が沈んだ後の真っ暗になる少し前の時間、空が濃い青紫っぽい感じになる時間があるよ。『夕方と夜の中間』でしょうか。せっかく日没まで撮影していたならブルーアワーも狙おう。すっごい綺麗だよ。

ちなみにこの1枚は “工場” を目的に撮ったら富士山写真だったよ。

明方の写真を撮ってみる

普通なら寝ている人が多い時間。普段そんなに見られない時間の風景だからこそ感動が大きい。一度は早起きか徹夜をして撮っておこう。高い場所からの風景がおすすめだよ。

この1枚もレーザービームを目的に撮ったら富士山写真だったよ。

日の出を撮ってみよう

夕陽を撮ったなら次は朝陽だよ。朝の活動は夕方よりも難しく眠気との勝負。

この写真も、家から近い場所に雲海で有名な場所があって撮りに行ったら実は富士山の絶景ポイントとして有名な場所だったんだよ。

スローシャッターで水の流れを撮る

三脚があればサーって水の流れを一枚の写真にできるよ。シャッタースピード1秒〜5秒くらいまでの設定で撮れる。滝など高所から水が流れる場所がおすすめだよ。

地元の夜景を撮ってみる

ISO感度とシャッタースピードを扱えるようになったら、近くの山などちょっと小高い場所から地元の夜景を狙ってみよう。

街全体の夜景を撮ってみる

地元で撮り方に慣れたら、次は街全体を撮ってみよう。けっこう高いところまで行かないといけないので難易度は高いよ。

シャッタースピードは10秒〜30秒くらい。F値とISO感度とのバランスが大事だよ。

工場夜景を撮ってみる

F値を絞ると光芒が発生するよ。

工場の灯りをトゲットゲのギラッギラにさせると渋いんだぜ。

縦構図も積極的に撮ってみる

横ばかりではなく縦構図で収めた方がしっくり来るときもあるよ。積極的に縦撮りしてみよう。

ミラーに写り込んだ世界を撮る

敢えてミラーに被写体を入れて撮ってみたりすると面白いよ。ガラスや水たまり、水滴などにも写り込ませることができるのでよく探してみよう。

水面に反射させちゃう(リフレクション)

池だったり湖だったり水面に写り込んだ景色を切り抜いてみよう。意識する前は意外に見逃していたんだなーってことに気づくよ。

湖や池の定番風景よりも、雨上がり限定の水溜りのリフレクションがすごいオシャンティだよ。

夜景を水面に反射させちゃう

街灯りや外灯なんかを水面に反射させるとすっごい綺麗だよ。狙える場所を探してみよう。

セルフポートレートしてみる

夜景やリフレクションを綺麗に撮れるようになったら自分も入ってみよう(笑)セルフタイマーでシャッターを切るだけなので簡単だよ。アイコンとかに使えるよ。

深夜徘徊してみる

街とか駅とか、普段人が多くて撮影しづらい場所でも深夜なら思う存分撮影できるよ。職質されないように気をつけよう。怪しいものは持ち歩かないようにね。

飲み屋を撮ってみる

居酒屋とかある繁華街で撮ってみよう。赤提灯があるとそれっぽいよ。このくらいならISO感度を上げれば手持ち撮影もいけるよ。

夜の公園へ行ってみる

昼間は子供の憩いの場、夜は大人の憩いの場。昼と違う雰囲気があるんだよ。周りがカッポーだらけで気が滅入るようじゃまだまだ未熟。カメラという恋人とイチャついて余所のカッポーに見せつけよう。

イルミネーションを撮ってみる

冬場なんかは至る所でイルミネーションやってませんか?被写体が綺麗なのでただ撮るだけでそれっぽいよ。

山の上からレーザービームを撮ってみる

道路を見下ろせるような小高い場所を探してみよう。数十秒もシャッターを開ければ車の光跡が撮れるよ。山じゃなくても歩道橋の上から撮るのが手っ取り早いけど歩行者の邪魔にならないように気をつけようね。

地上からレーザービームを撮ってみる

高い場所まで行くのが面倒なら地上で撮っちゃえ。なるべくカーブだったり交差点だったりとレーザービームが曲がるような場所で撮ると面白いよ。

ローアングルからレーザービームを撮ってみる

ローアングルで光跡を見上げるように撮ると空中に光のアートが描けるよ。車体の高い位置にランプを付けているトラックなどを狙うと面白いよ。

星をぐるぐるさせちゃう

レーザービームとか撮ってると最終的に星をぐるぐるさせたくなるよ。確実に撮りたければ比較明合成っていう手もあるよ。

HDR合成してみる

レタッチとか加工とかしているうちにHDR合成のダイナミック感に惹かれるよ。3枚の明るさの違う写真を1枚に合成することなんだけど、暗い写真・普通の写真・明るい写真の良いところだけを合わせた写真に仕上がるよ。

デジタルな時代なので1枚の写真を複製しちゃってそれぞれを明るさの違う3枚にレタッチして再度1枚に合成する方法が簡単だよ。

フィッシュアイレンズ(魚眼)でマンネリを脱却してみる

ずっと同じレンズで撮っていると少しマンネリするので広角レンズとか買ってみるとモチベーションが上がるよ。

中でもフィッシュアイは何を撮っても面白いよ。もちろんフィッシュアイの「独特の歪み」の活かし方もだんだんと分かってくるよ。フィッシュアイレンズはHDR用の素材撮りに大活躍するよ。

“奥行き” を意識してみよう

奥行きが出るような構図を意識しよう。ダイナミック感が出るんだよ。奥行きを意識するとHDR合成が捗るよ。

HDR素材のコツとして、フィッシュアイ、奥行き、工場、雲・煙などのモクモクとか意識して撮ると楽しいよ。青空だと尚良しだよ。

山登りしてみる

夜景を撮っていると高い場所を探し求めるんだけど、高い場所を目指すうちに山登りに目覚めますよ。車で行けない場所、自分の脚でしか行けない場所。そして始めての山登りに富士山へ行ったよ。しかも土砂降りの中で。

もうね、写真どうこうじゃないの。見たこともない景色に感動しっぱなし。富士山ぱねぇ。

富士山のある風景を撮り始めた

富士山へ登ることで富士山に魅了されるよ。富士山の偉大さを知る。今まで撮影した写真を見返しても富士山が入り込んでいることが多いことにも気づいたよ。

この辺りで静岡で撮影していくなら富士山を入れていこうかなと思い始めたよ。

そんな頃に富士山写真家@hashimukiさんの “ある山からの富士山写真” に感銘を受けた。衝撃だった。

僕はそれから富士山写真を撮るようになったよ。同じ山にも何回か行ってみたけど同じ写真は撮れていないんだよね。

まとめ:富士山写真にたどり着いた

一応、富士山を撮り始める前の写真で紹介だよ。静岡で撮ってると知らないうちに富士山で有名な撮影場所で撮っていたりする。本来の目的は夜景だったりレーザービームだったり雲海だったりして富士山はオマケのつもりだったのにね。

しかし今となっては全てのジャンルが富士山とセットで撮れると気がつく。

富士山+花、富士山+動物、富士山+夜景、富士山+人、富士山+レーザービーム。

なんでもアリです。『撮りたいもの+富士山』が可能なんです。なので僕の場合は “富士山写真” というよりも “富士山のある風景写真” かなって思う。

地元静岡の魅力でもあり、日本の象徴でもある富士山の偉大さ。一気に惹き込まれました。

という感じで様々なジャンルを撮ることで自分にハマる被写体に出会うことができます。『撮りたいもの』は考えて探すよりも実際に撮ってみてから判断するのがオススメ。みなさんも撮れそうなジャンルに無理せず挑戦してみてください。